SILKY'S PLUSさんの「なないろリンカネーション」体験版プレイしました。
なないろリンカネーション 桔梗


正しくは、シルキーズプラス、チームワサビ、でしょうかね。
シナリオ・企画を、かずきふみさん。原画をすめらぎ琥珀さんが担当する、新ブランド。
デビュー作は、「なないろリンカネーション」。”涙あり笑いありのホームコメディADV”。

キャンディソフトさんの「ガンナイトガール」を思い出す方が多いのかもしれませんが、
どちらかといえば、作品的には「もっと 姉、ちゃんとしようよっ!」じゃないかなと。
縁側と卓袱台があるような、大家族風の作品のようです。

爺ちゃんとの思い出は、毎年の夏だ。
厳格そうで、少し怖い人。
でも、縁側でよく話を聞かせてくれた。

それは、少し不思議な物語。
家に幸せを呼ぶ、座敷童。
死んでしまった人の魂を救う、お坊さん。
そのお坊さんに仕える、鬼……そんなお伽噺。

和服を着たお手伝いさんたちが優しかった。
近所に住んでいる女の子ともよく遊んだ。
――懐かしい思い出だ。

大学三年の夏。加賀見真は、祖父が住んでいた家に移り住む。
念願の独り暮らし。もうここには、誰も居ない……。

引っ越しの荷運びと、食事を作り置きしてくれた母が言う。
「心配だわ。あんた覚えてる?ここに来ると一人で誰かと話したり、居もしない人の話をし出したり……」
繰り返し、心配だと告げる母を見送る。

――実はさっきから、ずっとついて回ってきていた。
どう考えても、幼い頃遊んでいた近所の、伊予ちゃんの姿。
伊予ちゃんの娘さんの姿かと思ったが、それなら母も反応するだろう。
……ということで、幻だと決めつけ、荷解きを再開する。
真にも色々あってここへ来たのだ。疲れもあるのかもしれない。
「あくまでも無視か……。も~~堪忍袋の緒が切れたぞ!真のような薄情者には、こうじゃ!!」
幻のはずの伊予ちゃんが、真の背中に覆い被さってきた……。

体験版は421MB。容量も時間も短めではありましたが、構成がうますぎますね。
ぐっと引き込まれるつくりで、すごくよかったです。
最初から単なるイチャラブというわけでもないし、出会いと別れを盛り込んだところとか、いいですよね。

主人公の真は、祖父が行っていたという、
人ならざるものを従え、この町の守護役を担うことになります。

座敷童だという、伊予(真宮ゆずさん)。
今は祖父の遺したカード生活で、ネットとゲーム三昧。
幼い外見のまま、食い意地もはっている……が、恐らくこの家を出ると、家が凋落してしまう。

それから、鬼だという、桔梗(御苑生メイさん)。
本来、死を迎えた主と共に旅立つものだが、
祖父から役目を真に伝えるために、留まっている。

この二人を連れ、町を彷徨う霊魂を鎮めるわけです。

その過程で、可愛がっていた犬を探している滝川琴莉(秋野花さん)と出会ったり、
最初に真が産み出した鬼は、なんとも可愛らしい猫娘風の葵(桜川美央さん)だったり、
同じ大学でもある土方由美(星咲イリアさん)と、この街で再会してしまったり。

体験版では登場しませんでしたが、アイリス(藤咲ウサさん) 、伏見梓(かわしまりのさん)と、
8名もキャラクタがいます。
どのあたりまでがヒロインなのかは、ちょっと不明です。

過去作品から推測すると、ルートがありそうなのは4~5人、じゃないでしょうかね。

伊予の立ち絵で、前髪結わえているのがあるんですが、
恐らくゲームする時邪魔なので、ってことでしょうけど、あれいいですね。

システムもキャンディソフトさんと同じようで、
やっぱりウィンドウサイズ調整ができない……のと、バックログジャンプ機能もありません。
ログの表示機能を2パターン選べますが、シーンまで戻らないのであまり意味がないかも。

シナリオ面は結構気に入ったのですが、ちょっと気になるのは、
進行を優先したためか、主人公が最初の案件をうまくまとめすぎていますかね。

真実に伝えずに飲み込むところは良かったと思うんですが、
もう少し、どうしようか、どう伝えようか、迷うシーンがあっても良かったのかな。
自室で、明かりも付けずに、一人で。
それを気遣う桔梗と、放っておけ、と口ではいいつつ気にしている伊予、なんてシーンが。

あと、主人公が思ったより図太そうな顔立ちデザインなので、
それがどこまでシナリオに活かされているか、かな。
なないろリンカネーション
なないろリンカネーション

2014年9月26日(金)発売予定です。