スクウェアエニックスさんの「ニーアオートマタ」コンサート、
NieR Music Concert 2017-人形達ノ記憶」がよみうりホールで開催されました。
よみうりホールって、どこだ。
地図上で見てもわからない。どこから入るの。

そんなことを一瞬思ったのですが、続々人が歩いて行く方向がある。
そう、よみうりホールってビッグカメラの7階だったんですね。

どうやら、ビル自体は読売会館で、ビッグカメラにテナントとして貸し出しているのかな?

ホールへは、階段、エレベーター、エスカレーターと、3通りの辿り着き方ができます。

そんな、5月5日の夜公演。
このコンサート、最終公演です。

もう既に物販はほぼ全滅。
パンフレットだけは残っていたので確保しました。

その他、展示があり、ポスター各種と、原型がありました。
ポスターの一部は、ニーアオートマタ ウィンドウギャラリーでも展示されていました。
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前説は、ポッド042安元洋貴さん、ポッド153あきやまかおるさんによるもの。
「推奨:……」。「警告:……」と案内される諸注意アナウンスは、
まるで戦闘アナウンスに感じられました。高まる期待。

まずは、岡部啓一さんが登場。
「かしこまらず、楽しんでいってくださいね」(意訳)
という前説から、コンサートが開始します。

録画機器が見えるのは、もしかしたら今後の販売なのかなと思っていたのですが、
どちらかといえば、ニコ生配信用だったようですね。


そして、楽曲は。
ペーパーに記載されているのはこのセットリストですが、
もしかしたら少し違っているかもしれません。
少なくとも、アンコールが記載されていませんね。

『遺サレタ場所』
やっぱり「ニーアオートマタ」といえばスタートはこの曲から。
演奏者構成から、遮光のような斜光のような……。
映像は、廃墟を中心にしたものでした。

『遊園施設』
あの施設の映像をバックに奏でられます。

『砂塵ノ記憶』
砂だらけのなか、歩んでいく一行。
A2の姿すら、砂塵がかき消していく。

朗読劇 第一幕
72日間の眠りを経て、再起動した2B。
A2と9Sにより、あの塔は機能を停止したらしい。
しかし、9Sが再起動しない。
もう既に再起動シーケンスは何万種類、何万回も試されていた。
2Bは探し続ける。9Sの自我データを復旧させる術を……。

『穏ヤカナ眠リ』
前作の時もそうですが、ほっとする曲。
つかの間の休息めいて。

『美シキ歌』
もう、この時点でどこか泣いていました。
この存在の興りって、ただ、在ったから、認めて欲しかっただけなんだ、と。

『曖昧ナ希望』
これも、翠雨のような、でも氷雨のような……。
どんな広がりが、どんな行く末があるのかなんて、見えないまま……。

朗読劇 第二幕
情報がもたらされた。
9Sのログデータに、”箱船”と呼ばれる存在があったという。
それは、あの塔の座標だった……。

『イニシエノウタ/贖罪』
イントロで涙が。だってこれは、あの二人がもたらすものだから。
前作の二人の姿。今作の二人の姿。
少し違っていて、今作の方が少し、人間らしくて。
ジュニークさんとエミさんとで、デポルとポポルが成ったのでした……。

『パスカル』
カルテットの皆さんが、手拍子をする。
それにつられて観客席も手拍子。
それは、この曲の導入。
河野万里奈さんと石井咲希さんが手を繋ぎながら登場。

『終ワリノ音』
この時の映像は、なんていうか、塔の内部なのだろうけれど、幾何学めいて。

朗読劇 第三幕
得たデータを元に、塔のあった場所を掘り進める。
最初は武器で。そのうちに格闘装備で。
指の神経組織は破壊され、続くポッド042からの推奨、いや警告。
ついに、2Bは、強制シャットダウンに陥る。

『顕現シタ異物』
重たい。重たい。

『「塔」』
イントロからの歌い上げは、エミさんとジュニークさんのダブルボーカル。
エミさんは青のドレス、ジュニークさんは赤のドレスで、
アダムとイヴだとか、塔みたいな存在が、
こんなものがあるからいけないんだ、なんて、全く違うことを思っていました。

『双極の悪夢』
なぜかチラシの曲名はこの通り。双極ノ悪夢ではないんですね。

『追悼』
さすがに男性コーラスはなく、楽器で補う形でした。

朗読劇 第四幕
機能停止した2Bが再起動すると、ワクチンは仕上がっていた。
しかし、適用すれども……9Sは起動しない。
ワクチンの機能不全か、それとも、9Sの自我データ損傷か……。
そんなことを受け入れたくない2Bは、繰り返しワクチンを投与する。
何度も、何度も。

そして、2Bのブラックボックスが……。


今回のエンディングは、作品とは別なエンディングでした。
だからこそ、もうここで、観客席のそこら中から、
堪えて、あるいは涙を流しながら、鼻をすする音が。
うん、凄く良かったと思います。

ブラックボックスの、解明不能な動作。
それは、呪いでも、罰でも、なかった――。


『Weight of the World』
ショートバージョンと岡部さんが仰っていましたが、
ジュニークさんが歌っていらっしゃいました。
Englishバージョンですが、少しテンポを抑えて。
もうこれだけで……気持ちが。


アンコール前に岡部さんがもう一度登場し、
演奏者案内をしてくださいました。
遠かったのでよく見えませんでしたが、やはりピアノは帆足圭吾さんでした。
「今日来られた皆さんは、Eエンド、終わりましたよね?」
そして、歌の練習を全員で。

アンコール
『カイネ/救済』
カイネには本当に惹かれました。
スクリーンに映った彼女は、強くて、気高くて、そして。

『Ashes of Dreams』
Nouveau-FRと思われます。
画面には英語が表示されていましたが、エミエヴァンスさんの歌唱と、
そして何よりスクリーンで、白いカーテンが揺れて……。
ニーアと、ヨナと、カイネと……。

『Weight of the World/the End of YoRHa』
河野万里奈さんと、エミエヴァンスさんと、ジュニークニコールさんと3人で歌う、
the End of YoRHa。
もちろん、場内観客の皆さんで歌います。

最後は。
全員で写真を撮影して。

「全ての人類に、栄光あれ」

司会を務めてくださった岡部啓一さん。
弦楽4重奏(ごめんなさい、お名前忘れてしまいました)、
ピアノは帆足圭吾さん。ギターは後藤貴徳さん。
歌は、エミ・エヴァンスさん、ジュニーク・ニコールさん。河野万里奈さん、
そして、石川由衣さん、花江夏樹さん、安元洋貴さん、あきやまかおるさん、石井咲希さん。
最後の撮影では、ヨコオタロウさんも、

本当にありがとうございました。


終わりのアナウンス――。
ノリノリの9Sが、2Bを誘う。
「なんでそんなに急かすの」
「だって電車無くなっちゃいます」
「あの鉄の箱は簡単になくならない……!」


うろ覚えなところが多くて申し訳ないですが、
なんかこう、見終わった後もぼーっとしてしまって。

帰りにやっと気づいたんです。
このコンサート、女性の観客のほうが多いって。
この、退廃的な世界観に惹かれたのは、女性の方が多かったのかな、とか。
ぼんやりと思いながら会場を後にします。

最後、エミエヴァンスさんが仰ってました。
「優しく、聞いてくださって、ありがとうございます」
それは、ニーアの音楽がそうさせているのだと思うのです……。


アンケートにも書きましたが、本当は、よみうりホールではなく、
隣の国際フォーラムでコンサートをやっても埋まったはずですよね?
そして、フルオーケストラで。
次は、ぜひ。

夕刻の空。また聴けると良いなと思いながら。