QUINCE SOFTさんの「もののあはれは彩の頃。」体験版プレイしました。
新ブランドさんでしょうか?
QUINCE SOFTさんのデビュー作は、”和風すごろく体感ADV”、「もののあはれは彩の頃。」
なかなかタイトルも粋ですね。
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目の前には、広がる秋の光景。
何故ここに居るのか。そういった前後関係が全く分からない。
歩き出すが、進むことも出来ない。

手元にあるのはふたつ。
秋の景色が描かれたマスに、自分の顔がある。
その場所には”振り出し”と書かれている。
中央辺りには”あがり”と書いてあるマスがある……そんな紙が一枚。

そして、四面体の……つまり、サイコロだ。

もしかして。
東雲暁が思い至った時。
「その通り――おかえりなさい、東雲暁」
中空に浮いた女性が現れ、続けてこう伝える。
「混迷は分かる。でも、あなたのやることは、賽を振るだけ。――出たいんでしょう、ここから?」
伝えられた言葉に、暁は強烈な欲求をかきたてられて……。
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体験版は、626MBでした。

原画は、ななろば華さん。相変わらずかわいらしいですね。
また、音楽も和風すごろく風。かつ戦いもあるので、なかなか良い感じです。

唐突に放り込まれる謎のすごろくステージ。
どうやら進む以外に手立ては無いらしく、暁はサイコロを振ります。

止まった舞台にある数々のトラップ。理不尽なことが全てに起きる。
そして、暁は、何故か多くの相手から狙われる。
相手から、マスを戻される。上がるために必要な六文銭を奪われる……。

そんなすごろく上の世界と。
彼らが楽しく過ごす、篠月学園での物語。
仲の良い暁たち4人は登園から一緒に過ごし、放課後も度々一緒に遊ぶ。
その記憶を持ってすごろく世界に戻るけれども、
他の競技者との対立の溝は埋まらない。
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たった30マス程度なのに、とてもその先が遠い……。
と、ライトノベルのような展開ではありますが、
とても引き込まれます。楽しいです。

むしろ、ななろば華さんの原画で、マイルドになっているものの、
これ、原画が別の方だったら、相当重い話になっていたかもしれません。


そのグラフィックも潤沢で、
かつ、本当にすごろくを進めているかのような体感ができます。

ただ、ヒロインキャラクタは全て素敵なのですが、
男性キャラクタがどうも良くないですね。
主人公も非常に幼く見えてしまいます。
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それと、体験版の最後。
クナドが伝える、ルールに従うしか無い、の下りは、どうにも納得まではできそうにないです。

どうして?なぜ?がつきまとう。
そこを解決させなくてもいいけれど、ルールに従うしか無い、という力を見せてもいないし、
駒である登場人物が操る異能とも呼ぶべき戒が存在する盤面で、
白い四角、サイコロのルールすら、時折崩される。
サイコロが二つになったりする。逆に進むことがある。

それでも参加しなければならない、と運営が伝えるのは、
すごろくから出すことが出来ない理由にも、説得材料にもなっていませんよね。

ちょっとデスゲーム的な、逃げられない!という表現をしても良かったのかも。

そこはちょっと惜しいのですが、
体験版の、すごろくとは思えないほどのスピード感とか、
展開はものすごく楽しめました。

謎は様々にありますが、そこに思い悩むよりも、
目の前の展開を追っていけば楽しめる、そんな作品作りが良いですね。

ということで、これは予約候補です。


2017年7月28日(金)発売予定です。