Parasolさんの「桜ひとひら恋もよう」感想です。
『桜ひとひら恋もよう』応援中です!
2017年9月発売作品。

Parasolさんの「桜ひとひら恋もよう」は、
”君が恋する彼女を守り、学園の危機を救うADV”。

学園の危機に、私的な理由も含めて立ち上がる主人公と、
その主人公のことを気にしている、気にするようになるヒロイン達のお話です。

それでは、感想です。
少しだけネタバレあり。



体験版をプレイした時点では、多少の不安も感じていたのですが。

あれ?と思うほどに。
すごくストーリーがしっかりしていました。
なんとなく、ぼやっとして終わってしまう。そんなことはありません。

しっかりと、各キャラクターに、決着をつけています。

ここが、これまでの作品と大きく違うところですね。
すごくしっかりしています。
そのしっかり加減は、シナリオのセリフを引用すると。
「悪い人を倒して終わり、なら良いんだけどね~」
に表されています。
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そうなんです。
何も上川道徳を退場させて終わり、ではないのです。

現実でもそうですが、ニュースにそれまで出張っていた人は、
いきなり降板させられる場合もありますが、おもちゃにされがちです。

こんな風に言っていた、あんな風に言っていたと、しばらくそれ一色の番組作成になります。
そういう過程も表して、だからこそエンディングに盛り上がりを覚えるのだと思います。

これは、メインたる上川紗矢で、特に表現されていました。
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その巨悪との戦いの結末だけではなく、
ヒロインごとのエンディングもなかなかです。


柔らかい印象を持つ高澤美綾には、柔らかく理想のエンディングを。
かわいらしい望みを描いたエンディングは、素晴らしかったです。

恋が知りたい理由をしっかりもっていた初芝千歳には、遺されたメッセージが。
あの流れは、ぐっときましたね。

不意に恋に落ちた水谷芳野は、意外なほど求めあって。
らぶらぶです。嫁ですね。

でもそれだけじゃなく、きちんと、見てきた騒動の一端を、
彼女なりの姿勢と関わり方で、収めようとしています。


もちろん、各ヒロインのかわいらしさもしっかりばっちりです。
声の担当方面では。
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小鳥居夕花さんの。あの声と、イチリさんのキャラクタで、
システムボイスにすると、「セーブしたにゃん」と破壊力ある声にできます。

ルートに入った花園めいさんの「お兄ちゃん」も危ないです。
でも、「熱中症って、ものすごく、ゆっくりと言ってみて」。
「違うと主張するなら、熱中症って、もう一度ゆっくり言ってみればいいじゃない」。
ベタですけど、たまりません。

ルートに入ったところといえば、卯衣さんの「違う、違うの仁科」、というセリフ、
本当に誤解されたくなくて引き留めようとしてるのがよく分かって素晴らしいです。
その後、断った理由も、なんというかかわいらしい。

ちょっとハラハラしたのは、美綾ルートの告白、ですよね。
おいおい主人公、何を言い出す?!みたいな気分で進めてました。
なので、いよいよなのか、と息をのむ奏雨さんそのままの気持ちでした。

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そうそう。それ以外にも。
体験版で期待した、上川若菜先生(藤森ゆき奈さん)。
ちゃあんと可愛らしいところが見られました。
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妹の様子が気になりませんか、ともちかけたところ、
めちゃくちゃ食いつきが。
その後もかわいらしいところ満載です。
「弟は別腹なんですー」


システム的には、前回もそうだったと思いますが、
すごく親切設計です。
セーブファイルは多いし、ウィンドウサイズは色々選べますし、
バックログジャンプも、ログは日付事にジャンプできますし。


すんごい面白かったなと思います。

どうしちゃったのParasolさん、と思うくらい、良い出来です。
失礼ですけど。

事件や事態が起きた時に、現実との乖離があまりなく、
解決までの道筋がスキップなしに描かれて、
かつ、ヒロインたちも素晴らしい。
いうこと無いです。


本当に今作は配役も良くて。
皆さんプレイしたほうが良いですよ。