eRONDOさんの「こいのす☆イチャコライズ」感想です。
こいのす☆イチャコライズ
2017年3月発売作品。

eRONDEさんの「こいのすイチャコライズ」は、”理想の彼女持ちひとり暮らしADV”。

独り暮らしの部屋に、ふとしたきっかけで女の子が入り浸ってくるようになる。
主人公の時間軸で、出会う女の子たちが違ってくる。
そして、どの時間軸でも、主人公の部屋は恋の巣になっていく……というもの。

それでは感想です。
少しだけネタバレはあります。
ki5


体験版の時にも感じてはいましたが、丁寧だと思うんです。
こういう作品だからこそ、二人の繋がり、恋愛に力を掛ける。
いきなりシーンに突入しない。

これって。
いきなりするよりも、前にやることがあるよね?ということと、
いきなりするよりも、前に楽しめることあるでしょ?ということなんだと思います。

どちらも、本当にそうなんです。
二人の間で、やることがある。
人と人って隙間があるから、同じものを見ているのか、確認しないといけない。
気持ちの合一も、そう。

階段を置けば、楽しめるものがある。
新しい提案だと思うんですよね。

時間でいえば、短い間に過ぎません。
だからこそ、その短さを感じさせないほどに、二人の関係性、密度を濃く描いている。
そんな風に思えます。

最終的に、ヒロインがとても魅力的に見えるんです。
やっていることは、えっちなことばかり、だというのに。
すごいなー。
二人でできることを、とにかく追求している気がします。

相手の肌を見るのって、そんなに大切にしなくて良いモノ?
少しずつ、気持ちも一緒に見せ合うのが良いのでは?
そんな問いかけを感じ取ってしまいます。


さらに。シーン中の描写もすさまじく上手いです。
感触にだけ集中しがちだけど、よくよく考えればその根元には胸の骨に近い部分がある。
その肉が薄くなっているところに密着して、よしのさんの鼓動を感じられる気がした。
女の子の体の中心に触れていることがなぜか背筋を熱くさせる。
こんな描写、読んだことありません……。


全体的にはちょろいんです。
ですが、ちょろいだけで終わらない。
ほんとうに可愛いし、本当に相手のことだけしっかりみて、考えているんです。
この、お互いがお互いのことだけしか見ていなくて、かつ、本当にかわいいのが3人もいる。

吉野いちか(歩サラさん)は、どこか少し不思議ちゃん。
深町ハル(蒼衣ハルさん)は、サチは年下だけどサチさんとしか言いようがない。
上月なつめ(栖崎あんずさん)は、割とストレートにわかりやすい。
それぞれ、全く違う印象を抱いています。

理想の独り暮らし、というだけあって、
相手によって、部屋の内装が変わっていきます。
こういうところも面白いですね。
また、同じ部屋でも、視点を変えて描写されるのが良いですね。
キャラクタがそこに居るという、存在感につながります。
ki6

こう、単純じゃないんですね。ヒロインも。
しかも、とことんまで描こうとしている。
シーンは豊富です。びっくりするくらい。

シーン自体は豊富だけれども、そっちの方の満足もさせつつ、
でも、きちんと二人の恋愛になっている。
そこがまた、すごいところだなぁ、と思うんですね。
ピロートークがしっかりしているからでしょうかね。
だからか、シーンの豊富さが、キャラクタ醸成になっているんです。

どのヒロインとも、ハッピーエンド。
ハッピーエンドだけど、まだまだずっと仲が良さそうです。

珍しい作品です。
これは面白かったです。

たけやまさみさんのキャラクタ、
様々な表情が見られて、とても魅力的でした。

ああでも。
セーブファイルもうちょっとください。
良い場面が多いので、これでは足りないです。
フォントは読みやすかったです。



さらにさらに。
ずっとDLCが続いています。2018年2月のDLCで第6弾。
これもすごいですね。