戯画さんの「メルキス」体験版プレイしました。
戯画さんの新作は、”イチャラブコミュニケーションADV”、「メルキス」。

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SNSで気軽に人と繋がるようになった今では、
人と人の繋がり方が変わってきたと思う。

顔も知らない人と言葉を交わす。
織原諒一は、以前プレイしていたオンラインゲームのギルドメンバーだったエイジと、
SNSでやり取りを続けていた。

なんでも、エイジは引っ越し、転校をするのだという。

次の日、諒一のクラスに転入生がきた。
白嶋愛理。街を歩いていたら芸能事務所にスカウトされそうな女の子だ。

学園の案内をしたり、何かと女の子と話をした一日。
ふと疲れて、エイジにメッセージを送ってみる。
向こうも、転校初日を上手くやっているようだった。

諒一の学園は、今年の創立祭にハロウィンを題材とすることになった。
しかも、転校生の愛理からの発案で、
一日校内でコスプレして過ごす、ということになって……。


体験版1は504MB、体験版2は903MBでした。

うーん。戯画システム、最近動作が重くありませんか。
タブレットPCに対応させているからでしょうか。


さて、SNSを物語に登場させていますが、
苦労しているかなと思えたりもします。
SNSは繋がりを作りやすいですが、もう一つ先の進展をするのがこの作品ジャンルですから。
もう幾つか、決定的だと思える要素がないといけません。

そこに、元々の繋がりを作るということで解決方法にしています。
あと、関わり方を色々用意することを。

SNSも題材にはしていますが、面白さの軸を間違えていない。
そこはとてもすごいことだと思います。

一時期、SNSを登場させた作品はたくさんありましたが、
現代の雰囲気を出そうとしているだけで、
面白さの本質までは描けていませんでした。
難しいものだったので、仕方ないと思います。

だからこそ、それとどう関わるか?
それを描いた、白嶋愛理と秋月つづりさんのSNSへの関わり方は面白いです。

もちろん、物語の邪魔になったり話が逸れるほどではありません。
うまくまとめてくれています。
このあたりは玉城琴也さんでしょうか。うまいですよね。

この流れで、選択肢を選ばなかった方に後ろ髪を引かれる。
そこまでしっかり作れてます。

ただやっぱり戯画さんだからかな、あっさりしているところは変わらず。
そこがすごくもったいないです。


ただ、ビジュアルです。
原画は、うなさかさん、はねことさん。ですが、
なんでしょう、デザインをしているのがお二人で、
CGへの落とし込みはまた違うのでしょうか。
マスターアップイラストを見ていると、このクオリティではないなと思えてしまいます。

パーツの描き込みも足りているようには思えないですし、
差分としての組み方もちょっと甘いかなと。
例えば、白嶋愛理の、スカートをつまんでいる差分。
それから手のひらを見せている動きの差分。
本当にその場面で使うものかなと思ったりします。
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その動きは、伝達情報を増やそうとしたいのだと思います。
確かにそのおかげで魅力的に見えるところもあります。
でもクオリティが比例していないと浮いてしまいますね。


だって。
このクオリティの背景です。

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樹なども良いのですが、窓辺りがすごいですよね。
反射しているところ、透過しているところ、しっかり描いてあって。
他の場面でも、磨りガラスや、机の中の教科書類だったり、フェンスの影だったり。
普通そこまで描くかな?と思ってしまったり。
さらにそれが時間変化に合わせて色合いを変えます。
平面を貼り合わせたものではなく、奥行きがしっかり感じられる。

戯画さんはずっと、このクオリティなのです。
ここは本当に素晴らしいと思うのですよね。


直接キャラクタの内面をフォーカスせず、
アウトラインだけでここまで作れるというのは、ある意味すごいと思うんですよね。

やっぱりキャラクタです。
確かに、ヒロインの隙があるところをうまく掴み作っていて、
場面場面はうまく創り上げています。

でも、やっぱり短いんです。
もっとハロウィン祭の内容は、ボリューム持たせても良くないでしょうか?
本当にもったいない。
コミュニケーションを描くのなら、大事なイベントだと思うんですけど、
ちょっと記号化されちゃってるかな。


2018年3月30日(金)発売予定です。


公式サイトのこの一文。
この作品はフィクションです。
ゲームの内容は完全に架空のものであり、 実在の人物、地域、団体、
もしくはイベントなどとは一切関係ありません。
類似が存在した場合は、すべて偶然性に起因するものとなります。
ちょっと強めの断り書きだと思いませんか?
読んでいて、「ハルキス」の時のことを思い出してしまいます。

後のシリーズ作品に関わる人には全く関係の無いことではありますが、
それでも。