でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~いぶきの章~」感想です。

2018年3月発売作品。

でぼの巣製作所さんの新作「神楽黎明記~いぶきの章~」。

早期「神楽」シリーズとして登場した、嵐山いぶきの再登場だからでしょうか。
意外と売れ行きが良いようで、売り切れのところが多くて、
買うのが大変でした。
そういう方は、ダウンロード販売もあります。

灘杜神社の退魔巫女として、離島に依頼を請けに行った嵐山いぶき。
依頼は、ダイダラボッチの和魂からのものだった。
しかも、荒魂を鎮めてくれ、という……。

それでは感想です。
ネタバレは多少あります。



ああ、やっぱり雪都さお梨さんですよ。
体験版をプレイした時は、多少の違和感を抱いたものの、
やっぱり雪都さお梨さんの嵐山いぶきは別格です。

体験版でも感じましたが、今作、また少しずつ変わっているようで、
それを発見して楽しくなりました。

まず、罠。色々増えましたね。

進入警報は、以前からありますが、経験値稼ぎには使えますね。
マップの玄室どこにいても、いぶきを追いかけてきてくれる、
集まってくれるので。

というか、妖怪が沸かなくなることがありました。
これまでは、無限に沸いていて、
次第に妖気が濃くなってきて体力が減ってしまう仕掛けがありましたが、
それよりも前に沸かなくなったんです。何かのバグでしょうか。

自分忘れの罠、これはびっくりしましたね。
ステータスが全く分からなくなる。
腹減りも分からなくなってびっくりです。

腹減りが分からないといえば、沈黙の罠ですが、
いぶきの声が聞こえないと、なんというか。

虚弱の罠とか、賢精の泉とか、様々増えていますね。

あと禁断の果実。
これは本当に危ない。今回はヒダル神もいて、ただでさえ腹減りがおきやすいのに。
k3
「腹減ったなぁ~……」のSD顔もかわいい。

とまあ、罠や仕掛けで大分楽しみました。

さて、今回のボス、ダイダラボッチの荒魂ですが。
ちょっと酷いんです。

さすがにネタバレになりますので、地図だけご案内しますけど。
k2
白は、いぶきと仲間妖怪です。
赤が、ダイダラボッチ。
緑の×は……そうです、みんな罠。
このダイダラボッチ、罠をばらまきます。

しかも、いぶきの弱点として、距離を詰めないと攻撃できないというものがあります。
隣接マスのみ攻撃できる。
つまり罠を踏み越えないといけない。
でも、ダイダラボッチ、この罠をばらまくのと同時に、吹き飛ばし攻撃をします。
近づいても罠、吹き飛ばされてしまう……。

じゃあどうするか?
遠い間合いから攻撃できるものを使います。
例えば、ヒーロー装備。
そして、鉄の手裏剣。

鉄の手裏剣のほうが集めやすいでしょう。60枚程集めれば安心でしょうか。
手裏剣は仲間妖怪に当たるので、射線に仲間妖怪を入れないようにしましょう。

ほんっと、ボスをこんな形で攻略することになるとは思いませんでした……。


あ、あと。
黎明記シリーズをプレイしていると、過去作の倉庫から道具を取り出せます。


さて。
いちばん気になるのは、シーンがどうであるか、ですね。
構成は、これまでの神楽黎明記シリーズと同じように、
1回目と2回目はイベントCGが違うということ。

そして、責め方も1回目とは少し違います。
そこは良いですね。

それに、この雪都さお梨さんの方言セリフがハマります。

ただ、やっぱり他の作品になれてきていると、
これでもまだ物足りなさがあります。
雪都さお梨さんだから、好意的に受け取っているところがあるので。

でもそれは、趣味趣向の部分だろうと思いますので、
不満があるということではないのですけれども。
もっと聞きたいなー、というか。
「神楽幻想譚」の葛城弥生のように、
もう一声、例えば、いぶきから油すましに欲しかったな、とか。
段階を経てから、ヒダル神に様々なアプローチをしてしまう、とか。
完全に趣味だと思いますけれど。

シナリオと声との、質はどちらもかなり高い方だと思います。
神楽黎明記シリーズにおいては最高レベル。素晴らしいです。
ですけど、ボリューム。ボリューム欲しいんです。
もっと聞きたいんです。変化を楽しみたい。

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あっけらかんとして、美味しいものに目が無く、
妖怪協調派で、方言セリフ。
スタイルも良く、戦闘は割と力押し。そんな、嵐山いぶき。
「ま、ええわ!」

これからも大事に育ててあげて欲しいですね。
次回再登場をお待ちしています。