Azuriteさんの「あくまで、これは~の物語」体験版プレイしました。
Azuriteさんの新作は、”シーイングミステリーADV”「あくまで、これは~の物語」。
体験版がリリースされていました。
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城一は、親が旅行に出かけることもあり、
最新型のスマートフォンを贈られた。
NEEL。
最近ではサービスも配信しており、そのサービスを使うことで通信費が無料になる。

しかし、城一はスマートフォンを初めて手にした。
つまり、詳しくない。
どうしようかと途方に暮れていると、数年の付き合いのあるえみがいた。
頼み込んで抹茶ラテを奢ることで、初期設定と操作を教えてもらう。

――その時。
スマホから通知が発せられる。

それは、数年前に自殺した、『アイツ』からの友達申請で……。



体験版は、793MBでした。

シーイングというのは、seeingでしょうか。
犯人側がスマートフォンを通して見ているという話なのでしょうか。

一通りプレイして、ちょっと軽いかな、と思います。
ミステリには前提が大事だと思うのですが、そこがあっさりしています。
例えば、ヒロインをどう見せるか、魅せるか。
そのためのイベントも、数クリックで終わってしまうものがあったりして、
そんなに早いと、ヒロインにアクシデントが起こっても、
アクシデントの酷さにしか引きが無くなってしまいます。
そのアクシデントも、最初のプレイでは、よく分からないままに思えてしまいます。

進めていくと、プレイする毎にルートロックが解除される、というか、
選択肢が増えるようになっていくのですが、
その繋ぎも少し甘いです。

ぶつ切りに進めていくと、より分からなくなってしまっていて、
そうならないように同じヒロインを追いかけていくことで理解は進むはずですが、
とりあえず一通り廻らないと、奥まで進められない構造で、そうはできません。

もう少しいえば、主人公の性格が、
出会うヒロイン、選択肢の先にどう進むかで、
変わっているように思えてしまいます。

ビジュアル面では、原画を見事に活かしていて、
七尾奈留さん、ななろば華さん、みけおうさんと、
どのヒロインキャラクタもかわいらしいです。

スマートフォンを使ったミステリというのは、
実は珍しいかもしれません。
スマートフォンの機能をふんだんに表現した展開で、
ライブカメラ、チャットアプリ、位置情報など、
今だからできる題材だと思います。

ただ、例えば前作のように事件に対する重さを感じない状態です。
わざわざ別なサービスに登録しないとプレイできないというのが苦手です。
どうにも駆け足というか、イベントの記号化が気になります。
もしかしたら、全て意図的である可能性も残されては、いるんですけどね。

見送り、ですね。

2018年3月30日(金)発売予定です。