ミィティさんの「星降る夜のファルネーゼ」感想です。
星降る夜のファルネーゼ応援中!

2017年9月発売作品。
ミィティさんの「星降る夜のファルネーゼ」は、
”ファンタジー世界で魔女っ娘を助ける脱衣裁判推理ADV”、でした。
hf4

魔女と戦った歴史があり、ある程度の平穏を勝ち取った人類は、
聖ステラを奉じ、魔法犯罪が起きた時には裁判を行う。
主人公のエトワールは、新米占星弁護士。
母を不当な魔女裁判”星狩り”で火刑にされた過去がある。

王都リュテスで、いきなりの裁判へ……。

という物語でした。
それでは、感想です。ややネタバレあり。



うん。全体的に面白かったです。
なるほどなーというか。

まず、ADVなのですが、画面を色々と捜査(クリック)して、
問題を解決していくところがなかなかに面白かったです。
これは体験版の時から味わえました。

ただ、この捜査部分ですけれども、クリックに制限がないため、
総当たりになり、作業と思えた方もいるかもしれません。

それをサポートする、コンフィグであるとか、
プレイするための補助機能があまり搭載されておらず、
一気に解決するスイッチのみ。

例えば、既読となった箇所はスキップ。
これが捜査ADV画面では有効ではないところとか、
ちょっとプレイアビリティが悪いかなと思います。

そういう意味では、難易度は低いです。

ただ、法廷シーンでの選択肢は、
どっちともいえない、その後にエトワールが何と言って弁護するのか、
読めないものが多かったので、
正当に思えた選択肢が誤りになる機会が多かったです。

なので、法廷シーンでは必ずセーブした方が良いです。


やや、まだるっこしいところがあります。
ミステリならではのまだるっこしさと、ゲームシステム上のもの。
ゲームシステム上のものについては先述したとおりですが、
ミステリ、またはADVとしてのものが、少しだけあります。

元々、意味の分からないことを発言しがちなファルネーゼ・アトラス。
引っかき回す役なので、仕方ないとは思います。
これに、ジャクリーン・シュプレンガーも同じ方向性で話を広げますし、
エトワールにしても、そこで鈍感力発揮しなくても……と思うこともあります。
さほど、気にはなりませんけれども。
hf1

が、全部プレイして思うのは、構成がうまいこと。
体験版をプレイした限りでは、どこまで登場人物達の過去などを描くのかと思っていましたが、
前提とされたことは全て描いてくれています。

巻き取り方がすごくうまいなと思うのは、
伏線なのだろうけど伏線にはならないかも?と思えたこともしっかり載せていること。
飛び道具も使って、全ての登場人物の物語を明かす時が作品全体の解になっていること。
王道ですよね。

hf3
「ずっと覚えていてほしいっていうのは、私のわがままですね……」

唯一納得がいかないことがあるとすれば。
その物語で全てを描くため、なのかもしれませんけれど、
シスターグリースが!なんかとっても寂しい扱いになってしまうこと。

それも構成の巧さ、ではあると思うのです。
プレイしながら、ここまで気になるキャラクタになったというのは。
シスターグリースが、設定的にもエトワールとくっつくべきでは?
何度も思いながらプレイしていましたので……。

そういう思いをかき立てられたのは、姫原ゆうさんの声と、
グラフィック。

いや、それにしても。この原画とグラフィック。素晴らしいです。
ゆき恵さん、なえなえさん、大山樹奈さん。
SDも師走ほりおさん、羊箱さん。
すごい面々です。
羊箱さんは、事件の幕開けイラストですかね。
hf
これもうまい使い方だなぁと思います。演出上手。

あ、でも、これ見てて思い出したのですが、
魅力的なキャラクタが退場しちゃったりするので、
そこはちょっと、なんとも言えない気持ちになりますね。

逆に、敵対することが多かったイブ・クライン(桃山いおんさん)は、
好意的に見ることができないで進めていましたが、
なるほど……、というオチまで持っていて。
そういうのも、全て、構成の巧さかなと思っています。


プレイ途中で何度も思っていた、ものすごいネタバレ的感想を一言で言えば。
魅力的なキャラクタほど魔女だったり退場したりする!
ってことでしょうか。
ほんと、かわいいキャラクタがたくさんで……やや悔しい。
そういう風に思わせることができているのは、上手いですよね。



あ、そうそう。
ディスクが台湾プレスと記載がありました。そちらのほうがコスト下げられるのでしょうかね。
ジャパンセールスオンリーなんですけどね。