Heartsさんの「恋するココロと魔法のコトバ」体験版プレイしました。
Hearts『恋するココロと魔法のコトバ』応援中!

新作は「恋するココロと魔法のコトバ」
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山や森、川といった自然の多い静かな街。
時ヶ谷市は、自然を大切にする人たちが多いと、春時育実は思う。
家の近所にある時ヶ谷公園なども、憩いの場として大切にされている。

時ヶ谷市には、魔女の伝承がたくさん残っている。
公園を大切に護っていくことも、魔女の言い伝えの1つとされていたはずだ。

お伽噺――とは、育実は思わない。
きっと人間が知らないところで、色々と不思議なことが起きているんだと思っている。

ある日の放課後。
帰り支度をしていると、先生からプリントを届けてくれと頼まれた。
届ける相手は、クラス委員の一片風祢さん。
顔と名前は知っているが、話をしたことは無い。
今年から同じクラスだし、挨拶くらいはしておいたほうが良いかと頼み事を請け、
彼女が居るという庭園部まで足を運ぶ。

庭園部の部室には、誰も居なかった。
部室を見回すと、不思議な空間だと感じる。
古めかしい蔵書がたくさん納められたアンティーク調の棚。
様々なポプリ、何かに使うグッズ。
園芸部かと思ったが、どうも違うようだった。

……と、何かが発光している。
確認しようとして、足元に積んであった本に躓いてしまう育実の目の前に、
整った顔立ち、ふわふわの長い艶やかな髪のキレイな女の子が現れた。

「いい匂いがする!懐かしい匂いです~♪」
その子は、育実の匂いを嗅いできて……。


体験版は、1.06GBでした。
ムービーの音楽が素晴らしい。

原画は、白もち桜さん。
SD原画に、ぺろさん。

テキスト上で表現しても良いんじゃないかな、というところも省かれていて、
例えば、恐らく育実が撫でたんだろうな、というのは、
育実が褒めていて、春ハルの立ち絵が目を閉じていて、
「んっ……」という声を出すからですが。
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こういう表現のほうが良いのでしょうか。

また、すいすい物語が進んでいってしまうので、
余韻がもう少しあっても良いのかなと思ったりします。

音声の左右振り分けが搭載されていますけれど、
それが活かされる物語では無いような気もして、
やや過剰な機能に思えてしまうところが、ちょっと残念ではあります。

進めてみて感じるのは、とにかく優しい印象の物語だということ。
白もち桜さん原画のイラストそのものであり、
その柔らかさをそのまま受け取れる彩色であり、
音楽であり、キャラクタの声であり……。
背景美術も、CWFさん、安野譲さんであり……。

徹底して優しい物語の雰囲気を押し出しています。
なので、精霊のSDキャラクタもかわいらしいこと。差分もあります。
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喫茶店の室内が美しいのは、美術担当されている方々のお陰ですね。
時間推移で印象が変わっていくのは本当に見応えがあります。

体験版では、精霊の声を聴いていくエピソードがありました。
桜の樹の声を聴き、花を咲かせるとか。
怪我をしたタヌキを助けるためにみんなでがんばったり……。

魔女としての定義付けであるとか、制限などは思ったよりゆるいように見えます。
気づけば育実が魔法を行使できたり、
精霊の涙を流しても誰も欲しがらなかったりと、
エピソードごとの繋がりも少し危ういかなとは思いますが、
そういう、色んな事を考えすぎず楽しむべきものなのかもしれません。

言い伝えや風習を守り続け、自然を大切にしてきた街の人々。
ある意味、魔法や精霊が大切にされてきた時ヶ谷市で、
気になった物事に関わっていく。
不思議な雰囲気の物語と捉えるべきなのでしょうね。

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一番気になるのは、アウシュリーさん(鶴屋春人さん)でしょうか。
育実の母がオーナーの喫茶店ヴィヴィットをずっと任せている。
父母がほとんど居ないためか、育実の家の家事まで担ってくれている。
実は育実の先祖が召還した精霊らしく、
精霊魔女界のレジェンド、なんて呼ばれることも。

なんというのでしょう。
この作品で画面に出てくる唯一の大人ヒロインというか。
この雰囲気がすごく良いですね。

喫茶店で出している手作りのケーキと紅茶オーダーして、
ピアノを是非一曲聴きたいです。

でも、そのピアノは、昔を懐かしむためのもののようで……。

コンフィグでも落ち着いた声でナビゲートしてくれます。
「こちらは、システムメニューです」と読み上げてる声をお気に入りにしたいですね。


Heartsさん、少なくともビジュアル面はばっちりなので、そこは楽しみです。

2018年5月25日(金)発売予定です。