ensembleさんの「恋はそっと咲く花のように」体験版プレイしました。

ensembleさんの新作は「恋はそっと咲く花のように」。
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必要な仕込み期間は十日間。
それが、教えてもらったデミグラスソース。
今では、材料の分量は身体が覚えて仕込めるようになった。

数年前に父が他界して以来、朝の仕込みは皇木怜の仕事。
昼の店は、シェフの母がまかなっている。
怜は学生なので、朝と夕方以降しか厨房に立てないのだ。

母は気にしなくていいと言ってくれるけれど、
大変な時は助け合う。家族として当たり前のことだろう。

紫翠館学園の三年。進路希望調査票の提出を求められる頃でもある。
怜はこのまま、フェリーチェ、親の店を手伝うつもりだった。

いつもより早く学園に通ったその日。
同じように電車を待っている女の子に目を奪われた。
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綺麗な子だな、というのが素直な感想。
いつも見ている景色に一輪の赤い薔薇が咲いたかのような存在感。
あまり見ていると失礼だなと思って視線を外すも、すぐに引き戻されてしまう。

早い時間でも、いつもと同じようなラッシュになっているらしく、
怜は電車の中央くらいまで押し込まれてしまった。

……と、先ほど隣のドアに並んでいた女の子も押し込まれたらしく、
近距離にいた。
その子はふらついており、顔色も悪くなっていた。
怜は声をかけて、次の駅で一緒に降りた。人酔いか、乗り物酔いだろうか。

水を与え会話をしていると、少し調子が出てきたようで、会話もフランクになってきた。
同じ学園で、同じ学年。今日転入するという。
電車に乗るよりは良いかもしれないと、一緒に歩いて学園に向かう。
親切の押し売りになってしまったかと思ったが、
女の子――琴石伊織は、はにかみながら感謝してくれた。

「私、今日からここに通うのね」
到着した校舎を見ながら、感慨深げに言う伊織。

そこから、運命がはじまる……。


体験版は、894MBでした。

原画は、さん、 惠坂さん、瀬奈茅冬*さん、辻風太郎さんとなっています。
公式サイトの、む〜さんの4コマが良い感じです。

プレイして、あ、やっぱりensembleさん良いなと思いました。

そりゃあ確かにイベントは超駆け足で、余韻はおろか理解を求めない進行ですし、
タイトルロゴはぼやけた印象だし、
立ち絵のバランスがおかしいところも見受けられるのです。

でも、この雰囲気。独特ですよね。

すごく優しい雰囲気なんですよ。
それを大きく作っているのは、グラフィック彩色。
そして音楽。

彩色はとても華やかで、そして丁寧に扱わないといけない存在だと伝えてくれているようです。
音楽も、体験版は、ピアノを基調として静かに始まるのです。
しかも場面が朝。はじまり。
毎朝、静かな時間のうちから丁寧に繰り返していること……。
そんなことを感じ取りました。
また、タイトルロゴが出てくる音楽こそがオープニング曲だと思っていました。
それくらい印象的な音楽なのです。エンディングテーマなのかな。
これに歌がついたらすごく好き。

さて、今回のテーマは、家族というものがあるようです。
だから、特典もそういうものになっているのでしょうね。
良いと思います。

今の家族、周囲の人との繋がりと、
これから、恐らく主人公と築き上げていく恋人、同棲、結婚という家族の形。
そんな設定を作品に持ち込んで描ききれるかな?と思うものもあるほど、
本当に様々な事情が表現されています。

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「これからも、傍にいたいって思ってくれる?今までみたいに、ずっと――」
早見美里(礼賀椎衣さん)
家族ぐるみの付き合いがある幼馴染み。
美里の家もフレンチレストラン経営をしており、その味は主人公も認めるほど。
主人公の世話を焼きたいが、主人公があまりそういう隙を見せない。
そのため、主人公の家の手伝いをして、常連からは「お嫁ちゃん」と呼ばれている。
恋に夢見る女の子。とてもミーハー。
ただ、最近、家のほうで何かがあったようで、相談できずにいる。
そうやって自分が助けて欲しい時ほど、主人公から必要だと言われたがっている。


「手を取ってくれたの、嬉しかったです。なんだか映画のヒロインみたいで……」
宮音沙希(秋野花さん)
ドラマやCMで人気が出てきた若手女優。
主人公達の学園は特別待遇がなく両立が難しく、出席日数がギリギリ。
人気が出てきたためか、ファンから追いかけられたりすることも多くなった。
親元を離れて一人暮らしのため、食事などが疎かになりがち。
ラジオ番組では素顔に近く、気さくな面も出せている。


「世間のお母さんの気持ちが、少しだけ分かっちゃった」
来未さなえ(歩サラさん)
クラス委員長。無遅刻無欠席。
兄と仲が良く、美里にも彼氏と間違われたほど。
親が海外赴任出不在のため、兄夫婦と暮らし、家事も多く担っている。
最近兄夫婦に子供ができて少し経つが、保育園に預けることができず、
しかも先日、義姉が盲腸で入院して、非常に悩んでいる。
美里と仲が良く、美里が主人公のことを思っていることを知っていて、応援している。


「いつもニコニコ元気なお手伝い。西園寺スタッフサービスです」
西園寺蓉子(北見六花さん)
名家出身で、文武両道、スタイル良しとハイスペックだが、
本人はつかみどころのないようふるまっている。
家庭の事情で、お嬢様学校、聖蘭学園最高学年の2回目。
両親は他界し、叔母の指示のもと、ホテル暮らし。
出会いは逆ナン……という形の食事要求。
ふらふらしており、家にはあまり帰りたがらない。
締め付けの強さに反発しているところがあるようだが……。


「頑張った先には、兄さまと暮らせるというのがありましたから」
藤堂なずな(藤咲ウサさん)
昔から主人公を兄と慕ってきた、従妹。
進学を機に、京都から出て見聞を広める……という名目で主人公の家に居候に。
この機会に、兄に気持ちを伝えようと意気込んできた様子。


「……てっきり、一目ぼれされちゃったかな~って思ってたのに」
そしてセンターヒロイン、琴石伊織(くすはらゆいさん)。
親しみやすいキャラクタですが、体調を悪くしやすく、
「また明日」と言われて感慨深くなったり、漫画を非常に多く読んでいたり、
やりたいことノートを記しているなど、もしかして結構病弱なのかな?と思います。
けれど、だからなのか、意志の強いところを見せてくれる。
しかも、悲壮感なしで。
周囲への気遣いはしっかりありつつ、何かをしたい時には、しっかりと手を挙げる。
すごく魅力的です。


主人公の母、皇木芳乃に、有栖川みや美さん。
徐々に復活されてきているような印象で、ちょっと嬉しいです。
またぜひヒロインをお願いしたいですね。

その芳乃、昔はやんちゃだったという話も……?
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あ。
ブランド他作品への言及があったりして、ちょっとクスッと笑えたりしました。
コンサート行きたいですよね。


2018年6月29日(金)発売予定です。

早期購入特典で、「ヒロインとの同棲実感ボイスドラマ」と、
従兄弟のなずなが攻略できる「ずっと兄さまに寄り添っていたい」パッチがダウンロードできます。