でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~小春の章~」感想です。

2018年4月発売作品。
でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~小春の章~」は黎明記シリーズ5作目です。

首の無い馬が出現し、参拝客を襲ったという話を聞き、
小春は調査を申し出る……というお話。

それでは感想です。
ややネタバレあり。


パッケージ裏の小春がかっこかわいいですね。
今の作品公式サイトトップ画像と同じものです。
でも小春ってそんな凜々しい感じだったかな?と思ったりとか。

最初に攻略的なお話を。

今回の小春は、霊力攻撃で2マス先を攻撃できます。
妖怪が2匹重なっていると、手前の妖怪にだけ攻撃が当たり、
奥の妖怪にダメージを与えることは出来ません。
犬童ちはやのような薙刀、次作の雷堂なずなのように貫通はしません。
kr20

しかし、2マス先攻撃というのは、今作では優秀で、
例えば、畳叩きに吹き飛ばされても、そのまま攻撃し続けられます。
ボスなども遠距離から攻撃してきますから、
こちらも応じることが出来る、場合によっては妖怪を壁にして、というのが強みです。
なので、遠距離攻撃ができる妖怪をお供にすると、その特徴がさらに活きます。
木霊や経凛々の子守唄などが便利。

これまでの他のキャラクタと大きく違うのは、
ステータスでいう、精神が強さになっていること。
武器の額冠を装備しても攻撃が上昇しません。精神が上がってダメージが増えます。
ここまで使いどころの無かった精神の守りが日の目を見る……かと思いきや、
装備してもステータス上昇が見られないんですよね。
ダメージ上昇もありませんでした。

効果がないといえば、賢精の泉も同様でした。
ダメージアップが見込めると思ったのですが。

小春は、やや非力で、例えばぬりかべ1体倒すのに時間がかかるので、
状態異常付与か連続攻撃などの額冠を使ったほうが良さそうです。
最終的には絶が付与された、一撃必殺が効果高いです。

そのダンジョンの妖怪HP最大値を設定されているのでしょうか。
一撃必殺、静かな竹林では、99までしかダメージ表示がされません。
が、ちゃんと岩も一撃必殺できます。

あと、光のバンダナがかなり使えました。
通路を歩いている時の視認性アップ効果は、小春に向いていました。

精神だからでしょうか。
畳叩きの読心の影響を受けず、読心を解除しながらダメージを与えることができます。
また、ぬりかべの厚塗り、防御力上昇は効果を無視してダメージを与えます。

とまあ、これまでと違う攻撃の印象です。


今回は妖怪の動きも少し変わっていて、
これまでは、隣接している妖怪がいる(先が詰まっている)と、
2体目の妖怪はUターンしてしまうのに、そのままこちらに向かうよう、順番待ちをしています。

今作では、絶対に眠り装備必須です。経凛々が執拗に眠りを使ってきます。
また、ぬらりひょんばかりが出てくる19層がきついです。
すぐぶっ飛ばしを使うのと、見えないので戦闘が面倒です。
よって手数が減らせる絶装備がお勧めです。武器精練の符などよりも重要です。

kr18
おちみずは、マップ上の泉などに化けますが、突然変異妖怪も化けます。
なので、マップ上で燃えさかる(?)エフェクトの泉を見たときには笑ってしまいました。
道祖神にも重なって化けたりとか。

そうだ。おちみずの硫酸、妖怪を壁にしても飛び越してかけてきますね。
道具のちょい投げと同じ動きでしょうか。
武器が錆びて攻撃力が下がると怖いので、泉を見かけたら先制攻撃をしかけていました。


今回の最終ボスは、首の無い馬、おしらさまです。

鈍足や沈黙や盲目などの状態異常は効きますが、
クリティカルの範囲攻撃を使ってくるので、
治癒の符を持参と、攻撃の反射ができる妖術、百鬼夜行・蒼がおすすめです。
使いどころを間違えないように。

初期バージョンの1.00にてプレイしたものですので、
1.00aとは違う箇所もあるかもしれません。

なぜか新鮮だったので、戦闘は、色々と楽しめました。
kr19

が。
やっぱりシーンがとても短いですね。
基本的には過去作と流れが同じで、それはそれで良いと思いますし、
色々工夫も見られるんですが、やっぱり長さが必要だと思います。

長さが足りないばかりに、盛り上がりに欠けてしまい、
おしら様とのシーンなど、「神楽道中記」のほうが良かったです。
「神楽道中記」のおしら様とは、最初こそ他の妖怪たちと同じように拒否をして、
しかし突然優しくなったおしら様と心通わせるように嵐山いぶきは「ええよ」と合意するという、
シリーズでも印象的なシーンが描かれていました。なのに。

システムは、様々変わってきていて、コンフィグの自動整理はとても便利だと思います。
投擲方向に矢印がついて、どちらに向けて毒林檎を投げようとしているのか分かりやすくなりましたし。
神楽黎明記シリーズのどの作品からも、アイテムを引き継げるようになっていますし。
システム面では本当に色々と変わっていますよね。

ですが、グラフィックボリュームと、
シーンの長さの物足りなさは、ずっと変わっていないんですよね。
そこがすごくもったいないです。

小春は、初登場時から変わらず、姫川あいりさんが担当されています。
お腹が減りきった時の「ご、ごはぁぁん……」がやっぱりかわいいです。

だから、もう少しシーンを充実させて欲しいなと、強く思います。