Qruppoさんの「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?」体験版プレイしました。

Qruppoさんのデビュー作は、
”ビッチなんかに絶対負けたりしないスタイリッシュ逃亡&バトルADV”、
「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?」。

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青藍島は、何も観光資源が無かったが、
仁浦大という政治家が、観光事業としてとんでもない条例を施行させた。
以来、この島は一変。
パラダイスと捉えて訪れる観光客は増え、確かに島は潤った。

だが、それを許容できない兄妹がいた。
数ヶ月前に両親を事故で亡くし、昔住んでいた祖父の家なら家賃が掛からないという理由で、
変貌した島に戻ってきた、橘淳之介と麻沙音は、
それぞれの主義と嗜好のため、この島の条例に抗う……。



体験版は、1.53GBでした。
「非実在系女子達はどうすりゃいいですか?」という1stオープニング曲。
味わい深いですね。

さて。
タイトルだけが面白いのかな、いわゆるギャグゲーで、最後まで保たないのでは、
なんて思ったりもしていましたが、全くそんなこともありませんでした。

まず、情報量が多すぎます。
クリックする度に膨大なネタをこれでもかと盛り込んでセリフ作りがなされています。
設定も相当盛り込まれているためか、読むのが大変なほどです。

原画もシナリオもグラフィックも悪くないです。
というか、むしろ良いです。
ストレートな恋愛物語よりも、このヒロイン達の先が見たい、なんて思えたほどです。

全体的に、どのキャラクタも、一人に対して設定をいくつも盛っていて、
なかなかにわくわくさせられます。

公式サイトでもかなり楽しませてくれます。
どっちのスタンスでも進行するということなのか、
右上のヴィジュアルチェンジボタンを押すと、カラーも変わり、
バトル要素強めのサイトに変わります。
これは、1stオープニングと、2ndオープニングとの違いに倣っているような形です。

”ビッチなんかに絶対負けたりしないスタイリッシュ逃亡&バトルADV”ではあるんですが、
どちらとも言い難いところです。

主人公は、何故条例に反対しているかといえば、主義と体質のため。
条件が揃って主義と体質が折れないと、成り立たない部分があります。
主人公とヒロインが、関係性を作れません。

体験版中では、そこは折り合い付いているのが確認できましたので、
そこは問題ないんですが、しかしどんなエンディングが迎えられるのか。
ハーレム展開が起こっても問題無さそうに見えます。そういう環境です。
でも主人公の主義的にはありえません。
だからこそ、想像しないイベントを用意して、
あっちへ行き、こっちへ行き、ジャンルを固定しない無軌道な展開が為されているのだと思います。

場所はギャグ、でもキャラクタはそれなりに真面目で、
だからこそうまく成り立っているんだろうなと思います。
ヒロインをきちんと可愛らしく見せたりもしていますし、
少なくとも主人公達の仲間であるNLNSメンバーは、
どんな表情を見せてくれるのかなと気になります。

nd
「「――なんで、パイプ椅子に乗ってるの」」
「ああこれ?私の下駄箱が高い位置にあってね、これがないと上履き出せないんだね」
渡会ヒナミ(飴川紫乃さん)

タイトルにも表れるように、間違いないくメインヒロイン、なのでしょうけれども、
それにしたってかわいいですねこれは。
外見のせいで誰からも誘われない、というのも条例違反として島民は教育されてきたため、
仮に踏み込んだらそのまま条例違反に堕ちていきそうだから、やっぱり手を出されない。
小さいネタは鉄板のようです。怒っててもお姉さんぶるところとかほんとかわいい。
そのパイプ椅子、武器になるし。
体験版では、罠にはまったのか、おかしくなってしまうシーンもありました。


nd2
「なに、わたちゃんは家まで送って、アタシはここでさよならなんだ?」
片桐奈々瀬(柳ひとみさん)

その派手な見た目で誤解されて、誤解をうまく使って逃げ回っている。
家事サービスのアルバイトで主人公宅に現れ、見事な家事能力を見せたり、
噂は本当に噂だけ。
気配り上手で純情なところがあったりして、かわいい。
ですが、どうしてもそういう役柄なのか、自身とは合わないことをさせられたり……。
頭の回転も速いので、何かと頼りになります。
主人公とは口喧嘩しがちですが、それもかわいいですね。


nd5
「じゃあ、スピード出しますね」
畔美岬(こはる凪さん)

地味で大人しいため、これまで誰からも誘われることは無かった。
ちょっと奥行きが読めないのが、畔。
何かこじらせているかのようなところがあり、
別段、条例には反対しているわけでも無さそう。
自転車で山道も逃げ回る運転技量がある。
気配遮断も達人級。


nd7
「極小の奈々瀬ニウムが蓄積されることによって奈々瀬さんと同化していき
 最終的には私自身が奈々瀬さんになる」
橘麻沙音(そらまめ。さん)

主人公の妹。
引きこもりがちだが、ソフトウェア開発能力がずば抜けて高い。
そらまめ。さんの圧縮詠唱のようなセリフ回しがすごいです。
これは聴いててすごいなと。ちなみに上記は短いほう。平均3行を一息で。
あと、せっかくだから麻沙音の願望を為してほしいかなと思ったり。


それと、敵対するSS、SHOメンバーもそうだし、
実はまだ登場していない男性キャラクタも居るんですよね。
ムービーではちらっと登場しています。
淡色の髪の少女も気になりますよね。
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いやー、ほんと。
ここまで情報量の多いギャグのような場所で行われる物語。
勢いがとにかくあります。

体験版だから、ということもあるのだと思いますが、
キャラクタ音声がどうも小さく感じますね。

音楽は音楽で弾けていますし、あの金閉開羅巧夢さんかと思えないほど賑やかで楽しい。
なのでBGM音量を下げるのはもったいない。
ボイス音量がもう少しあっても良いかなと思います。

あと、情報量が多すぎて、体験版だけでセーブファイル足りなさすぎました。
これで共通ルートほぼ全部ということであれば、
個別ルートに行ったら全く足りません。

というか、章タイトル、半分くらい大丈夫ですか。特に前半。
「~まで何マイル?」「~色に染まる島」「キミの~にヒットミー!」
「夏期限定~&~」「~の国~の少女」「~は~に恋してる」
「~前より~のはな」などなど。
まあほんと、こういうネタも豊富なので、尚更セーブファイル足りないですよね。


主人公達反抗組織は、本当に条例を打破できるのか。
主人公のパトロンから指示された人探しの理由は。
面白そうです。

2018年7月27日(金)発売予定です。

今月プレイできると思ったら来月発売でした。