カクテル・ソフトさんの「きゃんきゃんバニープルミエール3」体験版プレイしました。
カクテルソフト 最新作『きゃんきゃんバニープルミエール3』を応援しています!!

カクテル・ソフトさんの新作は、”恋愛体感・しみゅれーしょんADV”、
「きゃんきゃんバニープルミエール3」。
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大学で学園が上がり、違う校舎に通うことになった。
そこでこの春から、一人暮らし。
母屋を貸す条件に、祖父から小さな神社の管理を押しつけられてしまった。

一通り掃除を済ませ、鴨野ネギは、空腹を感じながら、
祠にもお供えが必要なのかもしれないと思った。
「確かお米とお酒とお塩だっけ?」
ネギが呟くと、それに返答があった。
「わたしは甘いものが食べたいな。クレープとかパンナコッタとか!」
その声は祠から聞こえたように思えて振り向くと、
煌めく陽光に桜の花びらをまとわせた女の子が現れた。

「きゃる~ん☆ わたしはスワティ。弁財天のサラ・スワティ」
鴨野ネギを禰宜として認めたのか、一人暮らしの住まいに七福神が現れたのだった。

生活が賑やかになったのは良いが、スワティから、運勢が告げられる。
祖父からも百年に一度の凶相を持っていると心配されており、
少しでも長生きするために神社で生活することを奨められたのだった。

しかも、その残り時間が少ないという。
だいたい一ヶ月。それまでに、妻を娶らないといけないとのことで……。



体験版は、557MBでした。

全てがSkyFishさんのように見えます。
画面から受けるイメージがまさにそのままで、
システムから、キャラクタの動き、音楽も含めて、
クレジットされているクリエイターさんや、公式HPまで。

原画が、ヲリさん、六九導イツキさん、野田しゅはさん、なえなえさん。
シナリオが、宮村優さん、素浪人さん、弘森魚さん。

なので、かなり肯定的に見ることができています。

それでも不思議だったのが、
選択肢による達成が為されないと、進行が止まってしまうところ。
これは一番最初だけになっているのですが、
正答ができていないらしく幾度も選択肢に戻される進行に、
ちょっとびっくりして、色々と考え込んでしまいました。
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元々、「きゃんきゃんバニー」作品自体が、進めるのがとても大変な作品だったようです。
ナンパで出会うところから、ヒロイン個別に幾度もメールなどでやり取りを繰り返し、
気持ちを繋げていく。
攻略が主で、ヒロインとの個別ルートについてはおまけ程度だった、という話もあります。

それを考えると、今回の選択肢総当たりはまだまだマイルドなのかもしれません。
好感度ゲージがあってわかりやすく、増減を確認していくだけで良い。

理由があるとはいえ、ナンパから始めるしかない主人公。
ただの学生で、ナンパしたこともないから、やり取りできるものが会話しかない。
となれば、そこに慎重に慎重を重ねて進めないと関係を築けない。
相手だってナンパを受け入れる理由がないわけで、壁を越えないといけない。
難しいものなのです。

だから”恋愛体感・しみゅれーしょんADV”なのでしょう。

とはいえ、ゲームですから、先に進めないのは問題。
正答を選ばれないと進めないのは最初だけ、というのは、
この作品の性質を伝えるためでもあるのでしょう。
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けれど、これって今に求めたいものなのか。今に訴えたいものなのか。

人々の生活環境も、インターフェイスも大きく変わっています。
そんな人たちに向けて、ノスタルジーだけでウケるのは難しいでしょうし、
かといってノスタルジーを喚起するには色々と変えすぎているように思います。

今だからできることを盛り込んでいるならばともかく、
蓋を開けてみれば10年前くらいの作品に感じるのでは、
果たして、どこにマッチするのでしょうか。

何か突き抜けたものを感じることなく、
当時先鋭と思えたグラフィックも、今できることをやっているだけともいえて。

今だから作れる、今だからできる、を感じないかなと思うのです。

とはいえ、そういう系譜を考慮しなければ、普通のADVに思えますので、
検討してもよさそうかな、とは思っています。


2018年10月26日(金)発売予定です。