あかべぇそふとすりぃさんの「手垢塗れの復讐」体験版プレイしました。
『手垢塗れの復讐』を応援しています!

あかべぇそふとすりぃさんの新作は「手垢塗れの復讐」。
手垢塗れシリーズ最終作とのことです。

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鵜飼史人は、芸能プロダクションのプロデューサーを続けてきた。
目の前の新人アイドルから接待を受け、それを組んだマネージャーに顔を向ける。

「まあ、今回は特別です」
そう告げると、マネージャーは表情を崩す。
「特別……そんなに具合が良かったですか?」
相手をしていた当のアイドルも笑顔を見せている。
――先ほどまでのことをすっかり忘れているようだ。
「普通です。ただ、やらせるならもう少し徹底すべきですよ。
 時々露骨に嫌悪感を抱いた顔を浮かべていました」
「へっ!?」
平静に告げると、二人の動きが止まった。

行為の最中、表情や言葉の端々から嫌悪が見て取れたのだ。
だから、行為の最中、「もう少し『勉強』した方が良い」と伝えていたのだが、
理解はできていなかったようだった。

大きな仕事を与えはしたが、予定していた分に過ぎない。
ある意味、餞別になるかもしれない。
恐らくあのアイドルは今後一年と保たないだろうから。
社長にそう報告すると、短い吐息と共に、次に任せたい相手が居ると写真を出してきた。
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そこに写っていたのは、一万年に一人の美少女として売り出されてたアイドル、
倉本美麗だった。
テレビで見ない日はない、そんな知名度と存在感。
透明感のある容姿。明るく純真な性格。

意外に思ったが、人気に陰りが出てきていると感じているようで、
価値のあるうちに、と考えてのことらしい。

鵜飼の仕事は、夢と希望を持って芸能界に入ってきた少女達を、利用するだけ利用して、
最終的には会社の利益に繋げることだ。
そのために、踏み止まる姿を突き落とすことも少なくない。
自分で仕事を取ってこさせる。そのための営業の仕方を教える。
それが、鵜飼のプロデュース。

差し当たって、過去に女優として鵜飼が手掛け、
引退後はこの事務所でマネージャーをやっている、津田葵を使うことを考える。

最近、津田葵は同僚と結婚間近。
しかし、鵜飼の呪縛を逃れることはできていない。
手駒の津田葵を倉本美麗のマネージャーに据え、
鵜飼のプロデュースに納得させる算段だった……。
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体験版は、305MBでした。

キャラクターデザイン・原画をMasayaさん。
CG原画を奥蓮メロさん。
シナリオは和泉万夜さん。

初作の秋空もみじさんとはデザインが違いますが、
あかべぇそふとすりぃさんって、彩色でうまくまとめ上げる力がすごいですよね。
違和感がありません。

ある意味、官能小説にありそうなタイプでもあるんですよね。
そう考えると、もっともっと地の文を盛り立てても良いと思うのですけども。

特徴は、そのセリフ部分が、言っていることの裏側が聞ける、副音声。
それが聞ける副音声ボタンを搭載しています。
裏の顔というか、内心を表現しているんですね。

ボタンをクリックすることがやや面倒でもあるので、
裏台詞のテキスト色表示はオンにしているのですが、
全部のセリフに適用されるわけではないようです。

前作は体験版もプレイしなかったんです。
このシリーズ1作目、購入はしていますが未開封だったりもします。

改めて思うのは、場の殺伐さ、でしょうか。
腹芸というのでしょうか。そういう場面ばかりを読んでも、辛いなと思うのです。

明るく純真な性格の倉本美麗も、さらに影を与えるようなことを要求するわけで、
昏い未来しかなさそうなのですよね。
タイトル画面で、目のハイライトがないわけですけど、そういうことなのでしょう。

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津田葵も、女優辞めても懸命に生活しているのに、
また利用されてしまって、もしかしたら次の生活を送れないかもしれません。

意欲作だし興味はあるんですが、かわいそうで。
ちょっと食指が動きにくい、かもしれません。

気になるとしたら。
何が、復讐なのでしょうね。
誰に、何に復讐するのでしょうね。


2018年10月26日(金)発売予定です。

意外なことに、ネット認証がないようです。